日本有数のレコーディングホール
突然ですが『日本有数のレコーディングホール』がここ埼玉県秩父市にあることをご存知だろうか。そうそれこそが以前当ブログでもご紹介した『秩父ミューズパーク音楽堂』である。まあよっぽどのクラシック通の方でなければ知らない方が殆どだろう。
日本一と言っても過言ではない所以は、自然に囲まれた立地に加え音楽ホールとしては珍しい会議室や複数のホールが存在しない『単館構造』であるため理想的なノイズ対策が可能であることなど様々である。しかし中でも高木裕氏によって選び抜かれ丹念に調律された、世界一のピアノメーカーとして名高いニューヨーク製の『スタインウェイ』が鎮座していることが間違いなく最大の所以だろう。
世界一のピアノメーカー
『STEINWAY&SONS』通称スタインウェイは1853年にニューヨークで創業したピアノメーカーだ。スタインウェイは創業以来多くの特許を取得するなどしてピアノ製造の歴史の中核とも言える役割を担ってきた。日本で国産ピアノ作りの第一号を作り上げたヤマハもスタインウェイのピアノを分解して研究を試みるなど現代のピアノ作りにおける模範ともいえるメーカーの一つだ。
今回はそんなスタインウェイと国内外のピアニストを繋げるタカギクラヴィア株式会社代表でピアノプロデューサーの高木裕氏をスナップした。
高木氏はニューヨーク・スタインウェイの音に惚れ込みニューヨークにあるスタインウェイ本社で日本人として唯一、ニューヨーク・スタインウェイの調整技術を習得。そして93年より調律師としては型破りな自社のコンサートグランドピアノの持ち込みをスタートし、国内外のピアニストの理想のアーティスト・サービスを実現させ業界の常識を覆してきた。そんな彼と一緒に並ぶこちらの『TKAGI KLAVIER』の刻印が入ったグランドピアノは、テレビ朝日『徹子の部屋』のゲストとして高木氏と一緒に出演を果たした逸品だ。
ニューヨーク生まれの眼鏡ブランド
かけている眼鏡はこちらもニューヨークで生み出される眼鏡ブランドのLOWERCASE(ローワーケース)だ。
前世紀には多くのアメリカ製のメガネがスタインウェイと同じニューヨークで製造されてきたが1970年代以降、アメリカの産業構造の変化により他の製造業と同様に衰退の一途を辿った。ローワーケースはそんな中もう一度ニューヨークの地にメガネ産業を戻そうと『A piece of New York』をスローガンに掲げ2016年よりスタートした新進気鋭ブランドだ。
高木氏がかける『CLEMENT』はエッジの効いた鋭いアウトラインにどこか男臭いアメリカらしいアイウェアデザインが、ニューヨークにその道のルーツを持つ高木氏に相応わしい一本だ。
Shop:blinc vase
Brand: LOWERCASE
Model:Clement
Color:Black Marble
Price:¥37,400-(w/tax)
『Made in New York』の魅力
『Made in New York』。それは今も昔も変わらない不思議と僕らを強く惹きつける何かがある。それは勿論一言では決して言い表すことができない。しかしはっきりと言えることは、ニューヨークという街から生み出されるプロダクトに触れると物作りの原点を垣間見えるということではないだろうか。
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